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大学生のうちはアルバイト、遊び、何でも良いのでチャレンジして失敗して反省してのPDCAサイクルを回していけ!

経歴

後藤 昭人

株式会社ザイオン 代表取締役社長

HP:http://zzion.jp/

北海道生まれ、東京育ち 現在板橋区在住 立正大学卒。1998年に株式会社光通信に営業職で入社。11年間の中で、営業、人事、新規事業立上げ、子会社運営など様々な経験をする。通信系営業会社へ転職したが1年後に倒産する危機に陥る。その後、同様の通信系会社を経験。20代より常々持っていた起業家の意志、自分で全ての責任を持ちたいという想いを実現すると決意し、2013年に独立。OA機器の販売をビジネスの主軸としながら、人事総務系のコンサルティング、クライアント企業の新規事業立ち上げ協力など、クライアントに寄り添った幅広いサービスを行っている。
小学校時代から30代まではサッカーが趣味だった。現在は2人の子どもと遊ぶのが休日の過ごし方。子どもとの遊びの中では、おままごとが得意。

出来ないこと、新しいことに挑戦するのが好き

―1998年株式会社光通信に入社し、営業職に配属され、何かとリーダーをする機会があり300人ほどいた同期の中である程度目立っていたという後藤さん。そんな後藤さんは入社してから多くの社員がいる中で、新規事業などに呼ばれることが多かったといいます。その理由を「なんでも嫌がらず、“やります!”と言うから」とご自身を分析しています。

後藤:私は出来ないこと、新しいことにチャレンジするのが好きだったので、全く自分の知らない分野だったりするとワクワクしていました。そういう体質だったので「この人ならなんとかしてくれるだろう」と思ってもらえていたのではないかなと思います。

誰もやったことがないことが出来たらすごくない?

―11年働いた光通信では事業本部の人事部長を経験。その後転職しますが1年経った頃に会社が悪徳金融会社に乗っ取られてしまいました。給与未払い、従業員全員解雇が言い渡され、猶予は1週間。その状況の中で従業員700名の代表として労働組合を設立し、組合長になり、総額約3億円を確保する陣頭指揮をとられたとのこと。誰しもが経験することではなく、期限も生活もある中で全額支払いとまでは出来ませんでしたが、8割程度の支払いを確保されたそうです。そんな過酷な状況下においてもつらく厳しい状況ではありましたが、やったことがないから面白いと思う一面もあったとのこと。

後藤:新しいことを吸収することに対するモチベーションが常に高いのかもしれないです。不安な気持ちや大変な気持ちはゼロではないですが、出来ることをやる安心感と、出来ないことが出来るようになる高揚感とのバランスでは、後者を選択するタイプなんだと思います。

若さは武器。失敗を繰り返すべき

―新しいことを吸収するというモチベーションを培ったのは浪人という経験も大きいといいます。何にも所属していない1年間、自分というものに虚無感を感じたそうです。今までは何かに属している安心感がありました。家族、学校、部活など色々なカテゴリーの所属があり、人間は安心感を得ていきますが、それが無くなり、何にも所属していない瞬間に恐怖を感じたといいます。

後藤:その時に色々な経験がしたいという欲求が高まりました。所属意欲と言いますか、自分が何か新しいことをしていきたいという意欲がその時に枯渇していたので、大学進学後は何でもやってみるタイプでした。お酒を飲むならとことん飲んで何日飲み続けられるかとか、人は何時間起きてられるかとか(笑)

―学生なので時間は余り余っている。しかしお金はそんなに無い中で、どう効率的に稼ぐかと考えて毛皮や宝石、化粧品などを売るバイトなど色々経験した後藤さん。どんなことでも「やってもないことや中途半端な知識で物事の良しあしを語るのはかっこ悪いから」と思い行動していたそうです。

後藤:「人間は72時間起きていられるよ。それ超えると本当ヤバいよ」とか、経験していると言うのがかっこいいじゃないですか(笑)。それをやらずに「100時間起きられるよ」とか言うのがダサいと思って(笑)。何でもやってみて苦労すると後で笑い話になりますし、大学時代はそんなことをずっとやっていたので、それが今も尚って感じです。やることがビジネスに変わっていっただけで。

―「今思えば浪人時代は大切な一年だったと思います。浪人もその時しかできないので。」と、にこやかに話してくれた後藤さん。そんな浪人時代を経て入社した会社で上司に言われたことがあるといいます。それは、「若さは武器だ」ということ。後藤さんが25歳の頃で35歳の上司との会話です。上司の指示通りに仕事が上手くできないことに「なんで自分は出来ないんだろう」と後藤さんは悔しさを感じていたといいます。毎日強烈に怒られてばかりでしたが、ある日食事に誘って頂いたとき、その上司がこう言ってくれたそうです。

後藤:「私が25歳の時は今の君より何もできなかったよ。35歳の私と25歳の君では当然出来ることの差があるが、25歳時点で比べると君の方が優秀だ。君が35歳になった時には私より優秀になっていると思うよ。若い今、私と同じ目線で仕事をしていることに価値がある。若さは武器だよ。そのまま走り続けろ。必ず成功するし期待してるよ」と。その時は涙を流して「ありがとうございます」と言って、そこで社会人・ビジネスマンとしてやる気が出たのを今でも覚えています。

―もう一つのエピソードとして、3社目の会社の社長に「PDCAをどれだけ高速回転させられるかが優秀かどうかの差で、かつそれを若いうちからやっているかが鍵だ。早く行動して早く失敗して早く反省して早く立て直して失敗を糧に早く新しいことに取り組む。これが、人間が成長するサイクルだから若いときから早く始めた方が良い。」と言われたことが印象に残っているといいます。

後藤:大学生の皆さんは学業、アルバイト、遊び、何でも良いのでチャレンジして失敗して反省して、を繰り返してほしいです。たくさん経験した人が優秀なんだと思います。人生一回きりしかないので、悶々と「自分って何が出来るんだろう」と悩まずに全部やってみればいいと思います。早く失敗して新しいものを探す方がいいってことです。

不安がなくならないのは未来に向かって進むということ

―キャリアと向き合う前で漠然と仕事に対して不安を持っている学生に対して、メッセージを頂けるか尋ねたところ、「学生から社会人になることは非常に不安もあるかと思います。ただ、不安というのは、形は違えど一生無くなりません。30代になっても、40代になっても、責任者になっても、経営者になっても。無くなるものではないので安心してください。」と後藤さんは話し始めました。

後藤:不安がなくならないのは未来に向かって進むという事だからです。やりたいことを探してませんか?出来ることを探していませんか?やりたいことは1年後に変わるし、今出来ることだけでは社会では通用しません。
皆さんの一番の武器は「若さ」です。何度もチェレンジして、何度も失敗して、何度も反省して、何度もやり直してください。それが出来るのが皆さんの最大の武器です。
世界は平等でも公平でもありません。

―世界は平等でも公平でもないという後藤さん。しかし成功するためのポイントは1つしかないといいます。それは「大切なポイントは一生懸命やることだけ」なんだそう。

後藤:今できることを100%やり、出来ないことをできるように努力すること。
それだけできれば、成し遂げられない事は何一つありません。出来ていないのであれば、それは一生懸命やってないだけ。常に状況に応じた目標を自分の為に作りましょう。

目指すは「葬式参列数10,000人」

―最後に、後藤さんの生きる上での目標をお伺いすると、「葬式参列数10,000人」との答えが返ってきました。結婚式と比較すると結婚式は自分が「是非来てください」と招待するものです。一方で葬式は自分で招待できません。家族が親族や会社の人に訃報を知らせることは出来ますが、招待ではないので「来てください」というものではなく、葬式に行くかどうかはその人の意志になるわけです。

後藤:「葬式に行って追悼したい」と思ってもらえる人間関係や付き合いは、それまでの私の行い次第で、私のやってきた証の集大成になると思うんです。その為には今付き合う人達を大切にして、いい人であり続ける必要があります。私の葬儀に来てくれるくらいの人達を10,000人くらい作れたら幸せな人生だったなと思えるので、それが私の生きる上での目標です。

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