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普通の就活していません。”試職”広める想いで社長アポ取って企画書採用で即入社。

伊藤 香輝 
株式会社ワールドリード営業部 
2020年 新卒入社 
明星大学 建築学科卒
 

経歴

大学時代、やりたいことが見えず暗中模索する中で、社会人や経営者と積極的な交流を図り、2社でインターンシップを経験する。
自分と同じように自信が無くてやりたいことが見えずもがいている学生に対して、社会に飛び込んでみる環境 “試職” の文化を創りたいとの想いで、株式会社ワールドリードに入社。長期インターンに特化したインターンシップ募集情報サイト「Growth Career」を運営する。
趣味は音楽と焚火。焚火を囲みながらバンドメンバーと演奏を楽しむ、アウトドア派。

インターンシップは大学やアルバイトと別物

―伊藤さんはインターンシップを2社でご経験されていますが、インターンシップを始めようと思ったキッカケは何ですか?

伊藤:元々、起業したいという思いがあり、友人と共に事業をやろうとしましたが上手くいかず、そこで社会人経験をする必要性を感じたからです。多くの社会人や経営者の方に会うようにする中で、出会ったある一人の社長と縁があり、ここで働きたいと思い、1社目としてのインターンシップを始めました。

経営者のマッチングを行う企業で2年間勤め、営業とカスタマーサポートを担当しました。主に反響営業として、広告を出したときにお問い合わせがあった顧客に対して対応を行う業務をしていました。キッカケに加えて、決定打となったのは正直に言うと給与です。学びながらお金を頂けるのは有難いですよね。

―実際にインターンシップを始めてみていかがでしたか?

伊藤:最初の3か月間はオフィスに行きたくないと思うくらい大変でした(笑)。仕事が出来ないというスキル不足の側面に加えて、出社のストレスも大きかったです。大学との両立も苦労しました。月・水曜日は大学、火・木・金曜日はインターンと、曜日で分けて取り組むよう工夫しました。

大学は自分のペースで通えますし、サボろうと思えばサボれてしまいますが、インターンは異なり、責任が伴います。仕事が出来なくても食い付いて成果を出さないと、如実に置いていかれました。ここはアルバイトとも異なり、食い付けないと出来る仕事が無くなるので、やらざるを得ない環境でした。

―アルバイトとインターンは給与を貰うという点では同じですが、どう違うのでしょうか?

伊藤:アルバイトは給与の為や生活の為に働くもの、インターンは自分の為、成長機会として働くものだと考えます。ちなみにお金を求めてインターンをすると全く割に合わないと思います。

継続すると出来なかったことが出来るようになった

―インターンは相当大変だったように聞こえましたが、得られたものやどう苦労を乗り越えてこられたのかなど、教えていただけますか?

伊藤:「やり切る」という感覚を身に付けることが出来ました。今まで、何もしてこなかった私にとってはこの瞬間に人間になれたと思っています。乗り越え方としては、あまり特別なことは無くて「慣れ」でした。出来なかった仕事も時間をかければ出来るようになります。仕事が出来るようになると成果も出て周囲から認められるようにもなります。諦めて辞めないことが大事だと感じました。

その結果、営業で売り上げを立てることが出来て、インターン先の月間のMVP制度で選出させていただけるところまでいくことが出来ました。

―成果が出たきっかけはなんだったのですか?

伊藤:先輩社員の営業の音源を録音し、暗記するくらい毎日聴いてとにかくそれを真似しました。またアポイントに関しても、月5件くらいしか私のところまで回ってこないのでそれでは成長できないと思い、社会人の交流会に参加して営業する場を積極的に作ることで成約に結びつけました。成果が出ると、より仕事が楽しくなって原動力にも繋がりました。

―伊藤さんほどハングリーに頑張れる自信が無いのですが、こうしたインターンに不安を抱える学生はどうしたら良いでしょうか?

伊藤:不安の解消をしたいという目的でもと思います。漠然と将来が不安でやりたいことが無い人でも、この状態から抜け出したいというキッカケで構わないので、動いてみると良いと思います。

“試職”で学生の入社後のミスマッチを無くしたい

―1社目のインターンの後に、現在はワールドリードでインターンをされていらっしゃいますが、ワールドリードでの経験談を教えていただけますか?

伊藤:ワールドリードのインターンに繋がるキッカケを少しお話したいと思います。キッカケは就職活動への違和感でした。就職活動の実際は、OneDayインターンや合同説明会で行きたい会社を決める、“就社活動”になっているんです。「何がしたいか」ではなく「これが出来そう」「その中なら綺麗なオフィスなここにしよう」など表面的な選択方法になっていました。結果として企業と学生のミスマッチが起きたり、仕事が嫌になったりする原因ではないかと考えます。そこで私は、入社前に仕事の理解を深める「試職」を広めたいと思いました。

―「試職」って面白い言葉ですね。

伊藤:これは私が思い付いた言葉ではなく、約10年前にリクルートグループが試乗とか試着と同じ発想で、「職業を試す」をテーマに発表した言葉なんです。10年前からある言葉なのに浸透していないので「試職」という言葉を私が言い続けて自分のものにしちゃおうと思っています。試職はインターンに限らず、就活くらい広い概念だと定義でき、社会に触れる経験であれば試職活動になると思っています。

私のインターンの経験談に戻ると、多くの経営者と会える1社目のインターンで試職の文化について経営者の方々にヒアリングをしたり、社内で試職事業をやっていいと言っていただいたりしましたが、結果的にその事業は上手くいきませんでした。学生側のみで企業側のメリットまで考えが及ばず、浅かったと痛感しました。一方で、半年間その事業をさせてもらう中で想いが強くなり、「このように改善したら良いな」などアイデアが浮んできました。しかしその会社では存続は難しいという判断になったため、試職の事業が出来るところで働こうと考えたのがきっかけでした。

強い想いを持って、就活を経ずに就職へ

伊藤:試職の事業が出来る会社で働きたいと思っている時に、現在の就職先となる株式会社ワールドリードの代表の篠田に会いました。試職の文化について語る中で、代表も採用活動に対する課題感を持ち、新しい採用基準の導入や、ミスマッチの解消、試用期間で学生を雇う方法などを考えており、ドンピシャで価値観がマッチしました。

そこで私から代表に、「Growth Career(※)を一緒にやっていきたい。このような想いがあって、自分が持つ学生団体を活かして実現できる。皆さんと一緒に事業を大きくしていきたい」と企画書を持参して想いを伝えた結果、営業部で入社が決まりました。入社と言っても、いきなり正社員ではなくまずはインターン生として受け入れていただき、これから正社員としての登用を検討してもらう予定です。2社目のインターンということになります。

※Growth Career:株式会社ワールドリードが運営する、長期インターンに特化したインターンシップ募集情報サイト

https://growth-career.com/

―就活を経ずして就職が決まった、といっても過言ではないですね。ここでの経験はいかがですか?

伊藤:入社してまず体感したのは自分のレベルの低さです。目の前で働く代表や役員とは経験値・知識量が全然違うので、自分の追い付いてなさについては精神的にしんどく感じましたし、今でも感じます。もう一つ大変なのは、完全には出来上がっていないサービスを作り上げていくという段階です。1社目と異なり、商材が固まっていない為、営業の提案力が問われます。商材をどう魅せるかで受注に繋がるかどうかが変わってくるところに難しさを感じます。1社目が反響営業だったのに対し、こちらでは自ら開拓していく必要があり、初めてのテレアポには苦戦しました。また、自分自身が甘えていたな、と気付かされました。1社目のインターンでは業務の土台が用意されていましたが、こちらでは大前提として自らすべての業務を勉強していく主体性が求められ、教えてもらおうというスタンスではいけないと学びました。

頑張り方を変える

―1社目でも企業で働くことの大変さを学んでいらっしゃいましたが、ワールドリードのインターンでは更にもう一段階、難易度が上がったのですね。

伊藤:そうですね、2~3段階くらいレベルが高くなったと感じます。仕事内容も、社風も、環境も全て異なっていました。今は自分の生活もかかっていますし、頑張らなければ首になりますし、背水の陣の度合いが全然違います。入社前は出来るだろうと思っていたことも、いざ入ってみると出来ないということもありましたし、現実逃避したくなる時もありました。以前のインターンよりも本気で落ち込むことが増えました。

―この困難に対してどのように取り組み、乗り越えてこられたのですか?

伊藤:頑張り方を変えたということがあります。狭かった視野を広げ、あるべき努力の基準を上げました。自分のペースのまま続けてはいけない、自分がしんどくなるくらいやらないと壁は乗り越えられないと感じました。例えば、今までの基準では1か月間に3件アポが取れれば十分だと捉えて取り組んでいましたが、今は1週間に5件の基準を掲げています。基準を上げるという感覚を掴み始めてきたので、この感覚を維持して継続的な努力をしていき成果に繋げたいと考えています。実際に、先月今月の受注件数につながりました。

就活の選択は高校や大学を選ぶときと変わらない

―伊藤さんの今後のビジョンは何ですか?

伊藤:まずは、長期インターンシップ、そして試職の文化を日本に根付かせていきたいです。ここに対して課題は山積しているので、その問題を解き続けることになると思っています。

―最後に、この記事を読んでいる学生、やりたいことが無いけど現状を何とかしたいと思っている学生に向けてのメッセージを頂けますか?

伊藤:学生の皆さんに対しては、分からなくても踏み出してみてほしいです。最終的に何百種類もある職業から一つの職種を選択することになるので、絞りながら一つ一つ決断していく必要があると思います。決断をする、というのは例えば「今月は一人社会人に会う」「インターンシップをする為にアルバイトを辞める」などの積み重ねです。

決め方というところですが、就職先の決断方法は本質的には、今までの大学や部活の決め方と変わらないと思っています。皆さんは高校や大学、部活やサークルを選ぶ際に、仮入部やオープンキャンパスに行き、そこにいる先輩や雰囲気を見て選んだと思います。インターンシップや就活もそれと一緒です。オープンキャンパスは会社説明会、仮入部がOneDayインターンに当たると言えると思います。決め方は同じでそんなに変わらないので、あまり難しく考えずに踏み出してみると良いと思います。

そして「決めたら諦めずに出来るまでやってみる」ということです。向き不向きがあるとは言いますが、出来るようになる前に辞めてしまうだけで、向いていないということは無いと思います。是非、皆さんには今から一つ一つ決断をしながら踏み出し続け、「試職」をしながら自分のやりたいことを見つけていってほしいと思います。そしてその「試職」の手段として「Growth Career」が皆さんのお手伝いになると思うので、活用していただければと思います。

―多くの社会人と積極的に交流を図り、2社でインターンを経験して苦労を乗り越えた経験を持つ伊藤さんだからこその説得力のあるメッセ―ジだと感じました。本日は貴重なお話を頂き、誠にありがとうございました!

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