出会うべき人と出会う就職情報メディア

ハングリー精神で生きてきた。身近な人達を幸せにしたい。

経歴

柴田 雄平

株式会社mannaka 代表取締役社長

1986年生まれ、埼玉県川口市出身。幼少期は両親の離婚により、妹と二人暮らし状態で孤独を味わう。高校卒業後、調理師専門学校に通い、調理師免許を取得。その後、飲食の世界を追究し海外へバックパックの旅に出る。19歳で飲食業界ベンチャー企業の社長に直談判し入社。マネジメントとマーケティングを経験し、27歳で独立。2013年、食の企画・開発・マーケティングの専門会社「株式会社onakasuita」を設立。ベンチャー企業でのWeb・ソーシャルマーケティングの経験を活かし2015年にマーケティング・ケータリング事業を行う「株式会社mannaka」を立ち上げ、現在2社を経営する。

事業内容

株式会社mannakaは『みんなのまんなかに』を理念に、C向け・B向けに対してのマーケティング戦略・戦術の支援、WEBの企画・開発・運用・解析・改善施策までを一気通貫で行います。
【マーケティング事業】
マーケティング・ブランディング、コンテンツ・SNSマーケティング、オウンドメディア、WEB開発
【ケータリング事業】
デリバリー、ケータリング、ランチケータリング、パーティー代行

ハングリー精神で一気に店舗経営からマーケティングへ

―19歳で入社したベンチャー企業の社長に自らプレゼンをして経営を学ぶことになった柴田さん。その後いくつもの事業を経験していき、「株式会社onakasuita」「株式会社mannnaka」を立ち上げました。どのような思いで日々で業務に携わっているのでしょうか。

―ベンチャー企業に入社した時点で19歳だった柴田さん。入社当初、「7年後、自分が27歳になる頃に辞めます。なのでこの会社には7年間しかいません。その分、仕事でしっかり成果を上げます。休みも要りません。」と言ったそうです。配属された店舗ではどうしたら最大限売上を上げられるか考えていた日々だと言います。

柴田:努力が実を結び、早々に店長やスーパーバイザーの職種に就くことができ、24歳の頃に恵比寿横丁のプロデューサー案件と六本木ヒルズのリーシング案件を担当しました。そのリーシング案件の売り上げが良かった為、「お前はマーケティングのセンスがあるから、外食事業部の部長とマーケティング部の部長、両方やれ」と言われ、そこからマーケティングに携わるようになりました。

―そこから加速度的に経営とマーケティングにシフトしていった柴田さん。商品開発の部署でやったマーケティングとしては、大手コンビニチェーンのロールケーキと、皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれない青のパッケージが印象のパスタソースを開発しました。

柴田:大手企業との商品開発が大成功したので、電通に出向するように会社から通達がありました。電通では、WebマーケティングとSNSマーケティングを覚えていきました。有難かったのは、電通の新聞局と、電通デジタルのFacebook Japanが立ち上がった時期のプロモーションの案件に携わらせてもらえたことです。Facebook Japanアプリのインストールのプロモーションをしていました。

―柴田さんはそこからSNSマーケティングにどっぷりハマり、同時にWebマーケティングも行うといった仕事内容になっていきました。飲食業界から入り、商品開発、マーケティングとプロモーション、Webマーケティング、広告のノウハウを覚えていきました。

柴田:マーケティングをしながら、夜は飲食店の現場で料理もしていたので魚はなんでも捌けますよ(笑)。和食の店舗だと単価1~2万円くらいの店舗もしばらく経営していました。仮にマーケティングで仕事が無くなったら、料理人に戻ろうとかと考えています。

宣言通り27歳で独立

―入社時に宣言した27歳になった柴田さん。独立するにあたり、マーケティングをするか飲食をするかを検討しました。マーケティングの方が絶対儲かるだろうとは思いつつも、自分がやりたかったことを事業として選びました。しかし、それまでに属していた飲食の会社が部署役職問わず100人くらい辞職していたことに懸念を抱いていた柴田さんは社員が辞めていく理由が3つあると分析。1つは長時間労働、2つ目に給料が安いこと、3つ目に休みが少ないことだと考えたそうです。

柴田:私の経営する飲食店は土日祝日休み、平均年収500万円を得られる業態にすることを会社の理念に置き「飲食に就きたい人を増やそう」という飲食業界を改革するという思いで始めました。

―独立にあたり、同僚などに辞職する旨や開業の想いを話していたところ3人が柴田さんともに退社しました。その3人の社員と一緒に立ち上げたのが、株式会社「onakasuita」という会社になります。かわいい社名に込められた由来とは何でしょうか。

柴田:一回言えば覚えられるかなと。一人暮らしで「おはよう」って自分に言うことって無いと思うのですが「おなかすいた」は皆さん結構言うと思うので、覚えてもらいやすいよねと話していました。早期印象をどうやってつけるかということを考えた結果「onakasuita」という言葉にしました。広告時代の経験が活きているように感じます。

―柴田さんは、社員に「ハングリー精神を持て」という意味も込め「onakasuita」と名付けたといいます。念願の自身の飲食店を出店し、軌道に乗せた柴田さんはさらにもう一店舗を出店しました。驚くのは更にその一年後に「株式会社mannaka」というマーケティグ会社を個人で起業したということです。

柴田:マーケティングをしていると広告代理店も関わってくるんです。マーケティングは上流で経営戦略、事業戦略をするもので、そこから事業戦術に落とし込むと大体、Web、SNS、広告、PR、動画、メールマガジンなどに分かれてきます。その中でWeb制作が出てくるのですが、制作するだけだとマーケティングとして意味が無く、制作後からどう集客や売り上げを上げていくかということを考えていくと、最終的に広告やコンテンツマーケティング、SEOに行きつきます。私はそれら全部の領域をカバーできるので、それぞれのプロフェッショナルを各段階設計で会社に取り込んでいった結果、今の会社の組織図となりました。

柴田さんならではの独特な組織づくり

―19歳で社長に直談判し、有言実行で27歳の時に自身の店を出店した柴田さん。どのような目標があるのか伺うと意外にも答えは「大きな目標は無い」といいます。さらに柴田さんの会社では社員の給料は全員公開制だというので驚かされます。

柴田:給料は出来る人、やった人が貰うというルールにしています。社員には「会社はチーム」だとずっと言っているので個人がいくら頑張っても、チームのことを育てなかったり、チームのことを考えられなかったりする人は給料が上がらないと言っているんです。

―また、「あなたの仕事は皆によって活かされている」「誰かが支えてくれているからあなたはその仕事が出来ている」と、親や家族、パートナー、周りの人達に感謝しながら仕事をするように社員に伝えているという柴田さん。会社としてのミッションやビジョンはあまり無く「身近な人達を幸せにする」ということがミッションやビジョンだといいます。

「今日をめっちゃ生きる」

―「身近な人達を幸せにする」ところやチームワークというところを非常に大事にされていらっしゃる背景として、子供時代に妹さんと二人暮らしをしていたことで孤独を知っていること、誰かの助けが無いと生活が大変であるといくことを身に染みて分かっているということ、中学高校時代に打ち込んだサッカーでは上手い人がいてもチームとして強くなければ上にはいけないということをよく知っているといいます。さらに高校卒業後に海外へ放浪の旅に行った体験が大きな影響を与えています。それらが自身の「生き方」を明確にしたといいます。

柴田:私はあまり大きい目標は言わないんですよ。コツコツ目の前のことをやっています。ちなみに私は自分の明日の予定を知らないです(笑)。今日の予定として、このインタビューや社内の勉強会があるんですが、今日はその予定しか分かってないです。明日の予定は入れてはいるのですがそれを覚えている余裕は無く、それくらい目の前のことしか集中しないと決めています。「今日をめっちゃ生きる」ことにしています。

―明日のことを考えるよりも今日を必死に生きようとしている柴田さん。「贅沢をしたいと思わないので、最悪ご飯が食べられれば良いのと、野宿を経験してるので0円でも生活できることを知っているからこそ、やりたいことを優先してやるべきだと思っている」と力強く語ってくれました。

柴田:私が今の生活が出来ているのは、本当に皆のおかげだと思っています。社員が頑張ってくれていることや、家族も勿論ですし、周りの人達が自由にさせてくれる環境を作ってくれています。そういうところは忘れないように生きています。

―普通の人からしたら考えられないほど働いている印象を受ける柴田さん。社員とともに仕事で何かを達成するためのルールはあるのか伺うと「1%を超えることが弊社のルールです」との答えが返ってきました。

柴田:ビジネスの観点だけを切り取ると、お客さんの期待値を1%超えるというのが弊社のルールです。ということは100%やって当たり前なんです。その上でこの1%があるだけでリピートのお客さんになってくれる方が増えるので、この人達を増やしていくだけです。

学生へのメッセージ

―学生へのメッセージを聞くと、「目の前のことをめっちゃ頑張るということだけ。大きな目標は要らないので、目の前のことをやってみること。」と答えてくれました。

柴田:そして評価を自分でしないことが大事だと思います。評価は人からされるものだと思っているので、私は自分のことを一切評価しないと決めています。

―さらには「自信家であれ」とも言っていた柴田さん。自信は反復練習の賜物だといいます。

柴田:例えば2×2って間違えないじゃないですか。それは私達は2×2を何百万回も使っているからで、そうすると2×2を「絶対間違えていない」っていう自信になるじゃないですか。2×2=12とか書いてあったら「絶対違う」って分かりますよね。

二つの目線があるかなと思っていまして、答えがすぐ分かるという目線と違うことが分かるという目線。この二つをきちんと身に付けていれば良いのかなと思います。

―大きな目標を設定せず、明日のことを考えるよりも今日を必死に生きようとしている柴田さん。しかしベースには今の自分があるのは周りの人々が支えてくれているという感謝の気持ちがありました。「身近な人達を幸せにする」そんなミッションを掲げている株式会社mannakaの皆様の今後のご活躍を期待しています。

この記事を書いた人
SNSでフォローする