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常識にとらわれない。興味のあることを振り切るまでやりきると何かが見えてくる!

山本 豊
株式会社インフィニット・フィールド 代表取締役

経歴

1975年生まれ、京都府出身。高校卒業後、2年間フリーターをしながら、第1種情報処理技術者(現在の応用情報技術者に相当)を取得した。20歳で地元のIT企業に就職し、プログラマーとなるが、勤めていた会社の社長が毎日遊んでいるように見えたため、「社長はおいしい商売だ」と思い込み、起業を志す。上京後に転職し、プログラマー(PG)・システムエンジニア(SE)として約4年の経験を積んだ。24歳のときに転職した研修会社にて、完全歩合制の営業とマネジメント研修の講師を兼任。1年後、同社関連企業の設立をするにあたって、初期メンバーとして参加した。その後26歳で創業、27歳で有限会社を設立し、1年半後に株式化を遂げた。

事業内容

―株式会社インフィニット・フィールドは、「あなたのifをカタチにする」を理念に、システム開発事業、IT技術教育をメインに手がけています。近年力を入れている事業はIT技術教育であり、その他にも研修講師派遣、未経験者向けプログラミング研修の販売、小中学生向けプログラミング教室の運営及びフランチャイズ展開も行っています。幼児教室や学習塾、習い事の各教室、学童保育などにプログラミング学習教材の提供を行い、その運営をサポートするフランチャイズ事業の推進に特に力を入れています。

―山本さんはエンジニアとして働く中、起業に向けて営業力の必要性を感じ、自己啓発の教材を販売する営業職に転職されました。そこでは教材を売るだけではなく、将来に不安を抱えるお客様に対して、人生を豊かにする為のアドバイスをされていました。お客様が成果を出し始めた時にはやりがいを感じ、教育に興味を持ち始めたそうです。ここでの経験が、現在の教育事業に力を入れているきっかけとなります。2020年、小学校のプログラミング教育の必修化を受け、以前から携わりたいと考えていた、小中学生向けのプログラミング教室を立ち上げる事となりました。また、起業後に人材補強の必要性を感じ、採用コストを抑える為に未経験者をインターンとして採用しました。その中で、未経験者が2,3か月程度の期間で現場にて活躍出来る事を目指した教育ノウハウを、約4年かけて自社で作成しました。加えて、採用活動の取り組みについては、インターン制度を自社内でも作られており、業務を全てオンラインで行う事で、出社せずに作業が可能な仕組みを確立しています。大学卒業後にもインターンを継続している方や、卒業したインターン生の紹介を通して、常に新しい学生を迎える流れを作り、採用につなげています。

常識は気にせず、ただ好きなことをする。

―山本さんが大学進学を選ばなかった理由は何ですか?


山本:高校では特別進学クラスに入っていて、クラスの40人中37人は大学に進学しましたが、私は「ただ遊びたい」という理由で大学に進学しませんでした。大学生活でも遊ぶ事は出来ると思いましたが、勉強しながら遊ぶよりも、アルバイトで稼いだお金を全て遊びに捧げた方が、思い切りがいいんじゃないかと思ったんです。

―なかなか振り切っていらっしゃいますね(笑)。そう思っていても、実際に行動するのは、ほとんどの人が躊躇ってしまうと思いますが、周囲の目は気にならなかったですか?


山本:元々ルールに縛られるのが嫌で、常識は気にしていませんでした。中学時代は勉強を頑張っていたので、高校は進学校に入学出来たんです。入学後も、初めは好成績だったのですが、これで「余裕だな」と感じて、遊び始めたのが終わりの原因だったと思います(笑)。理系クラスに進んだのですが、数学をさぼってしまった事で、物理も化学も理解出来なくなりました。高校3年生くらいから授業をさぼるようになり、ゲームが大好きだったので、家のパソコンでゲームをするような生活を送っていて、何も考えずにやりたいことをただやっていたんです。高校は卒業しましたが、2年ほど居酒屋とパチンコ屋でフリーター生活を送っていました。夕方に出勤して、終電が無くなるまで働いて、始発までバイト仲間と夜遊びする、みたいな生活をずっとしていました。

『遊び』や『仕事』、何かに振り切る性格

―アルバイトは何が一番楽しかったですか?


山本:お客さんとの関わりですね。パチンコ屋でのアルバイトでは、常連さんにサービス券を渡したりするうちに、仲良くなって会話が弾むようになりました。パチンコ屋では色んな業界の方と知り合うことが出来たので、とても勉強になりました。自分が経験していない事を経験している人がたくさんいて、彼らの話を聞く事が楽しかったです。人見知りなので、自分から積極的に話しかけるタイプではないんです。ただ、常連さんとは、最初は会釈する事から始まって、だんだん挨拶をするようになり、声を掛け合うような関係を築けました。サービス券を渡すと、今度はお客さんが懸賞のシールをくれたりするんです。ちょっとずつ仲良くなっていきました。

―当時は生活の中でアルバイトが大半を占めていたと思いますが、アルバイトを辞めて会社に就職したのは何故ですか?


山本:フリーター中はずっと遊んでいたので、遊ぶ事に飽きてきたんです。ゲームを自分で作りたい想いがあったので、プログラマーとして就職できる場所を探していました。偶然採用してもらえた会社があり、最初の半年間はほぼ成果が出ずに会社に迷惑をかけましたが、次第に成果が出る事が楽しくなりました。自分で勉強をして技術やスキルを身に付けると、今の仕事がより短期間かつ効率的に出来る事が楽しく感じるようになりました。休みの日も、家でプログラミングの勉強をしていたくらい、とにかく仕事が楽しかったです。好きな業界だったこともあり、仕事に対する苦痛が一切ありませんでした。

―今度は仕事に振り切っていらっしゃいますね。当時はプログラミングの仕事に楽しさを感じていたように思いますが、現在力を入れていらっしゃる教育の部分は、どのタイミングから関心が向いたんですか?


山本:営業をしている時、人に教える事が楽しかったので、いつかやれたらいいなと思っていました。起業する前に、あるエンジニアの社長にお会いしたんです。その方と話している時に、彼が小学5年生の時に作ったプログラミングの話を聞きました。とても高度なプログラミングでしたが、当時私はその仕組みをやっと理解し始めた段階でした。その時に、才能がある人には勝てないと感じ、ビジネスとして成功する為には、彼らと同じ分野や方向性だとトップに立てないと思いました。そこで、IT業界はコミュニケーションやマネジメントが苦手な人が多いと感じていたので、過去の自分の経験を活かして、マネジメントコミュニケーションが出来る会社にしようと考えました。

プログラミングは、意外に文系にも適性がある。

―今までのお話を聞いていると、好きになった事がそのまま仕事に繋がっている感じがしますね。プログラミングに向いている人はどんな人だと思いますか?


山本:私はプログラミングを通して、課題解決方法を考える事が好きなんです。そして、プログラミングを組んで動いた時の感動や、より美しく組めたときの満足感が好きです。今はAIも進んでいるので、プログラミング技術が高い事が重要ではなく、コミュニケーションがしっかり取れて、お客さんの困り事を解決するのが好きな人や、相談に乗る事が好きな人は向いていると思います。

―プログラミングは理系のイメージがありますが、人とのコミュニケーションを大切にしたり、誰かの助けになる仕事をしたいと考える事が、意外とSEの領域と考えられるんでしょうか?


山本:分野が細かく分かれていますが、ITの場合は業務系と組み込み系のシステム開発があります。組み込み系のシステムに関しては理系の知識が必要なので、文系の方にはハードルが高いと思います。一方で、業務系は基本的なプログラミングパーツは揃っていて、探し出して組み合わせるので、理系の知識はあまり必要ないんです。そういった意味で、業務系システムは文系の方が活躍できる業種だと感じます。弊社も7割程度は文系の方です。

将来のビジョン

―今後の目標と、山本さんご自身がどんな方と一緒に働きたいかを教えてください。また、どのような行動を学生時代にするといいと思いますか?


山本:今後の目標は、プログラミング教室のフランチャイズの全国展開を達成する事です。その為には、人材補強が必要なので、インターン生を募集してその中の一部のインターン生に入社してもらえたらいいな、と考えています。また、全国展開を目指すにあたって、人が育つ仕組みを作り、人材育成の事業をより多くの人に向けて提供していきたいです。一緒に働きたい人は、成長意欲が強くて楽しく仕事をしたい方ですね。IT業界に興味があり、色々なことにチャレンジしたい好奇心旺盛な方がいいですね。
学生時代は、興味を持ったことには手を伸ばして欲しいです。私は、自分に興味のない事だとしても、機会があればとりあえず挑戦していました。そこで、世界が広がって興味関心を持って好きになる事もあったので、色々やってみて、楽しいことを探す行為がすごく大事だと思います。

学生に向けたメッセージ

―最後にインターンを考えている方にメッセージをお願いします。


山本:長期インターンは、学生生活と今後の人生をより有意義なものにする為に、最も良い選択肢の一つだと思います。やりたいこと、やるべきことが見つかっていない中で、とりあえず勉強している方が多いのではないでしょうか?インターンを通して、社会人生活の一部を体験する事で、学生を終えた後にどんな社会人になりたいのか、どんなキャリアを歩んでいきたいのかが具体化しやすくなります。より良い学生生活を送り、失敗のない就職活動を行い、自分に合った業界や職種でキャリアを磨いていく事が、豊かな人生を送っていくための大きな要素なのではないかと思います。

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