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【大学生に聞く!】就活を始める理想のタイミングとは?

株式会社ワールドリードが運営する学生キャリアSNS「Growth Career(グロースキャリア)」は、大学生を対象に「就活を始めるタイミングに関する意識調査」を実施いたしました。

【調査の目的】

 現在の大学生がどれくらいの時期から就活や将来に対する活動を始めているのか、理想の時期や行いたい活動内容・その特徴を分析することによって、学生が就活や将来を迎えるにあたって学生がどのような流れ、行動内容を選択したいのか考えているのかを考察します。

【調査の概要】

1.大学生の考える就活を始める理想のタイミングは2年生と3年生の間

2.最もした方が良いと考える行動は「長期インターンなどの実戦的な活動」

3.学生は社会や企業をどう知るか、自分をどうやって知るかを重視

4.終わりに

【アンケート方法ならびにアンケート母集団の特性】

 今回のアンケートはGoogleフォームを用いて、LINEのオープンチャットと友人への聞き込みを併用して行いました。回答者数は38名。調査は大学生を対象にして行い、回答者は設問にて自分の学年(大学名)を答える必要があるため、回答者は基本的に大学生から構成されています。実施期間は2021年6月23日~6月30日の一週間です。

 ただし1年生や2年生などの学年の低い学生はオープンチャットの性質上、早期から自分のキャリアや将来の仕事に興味を持っている人が回答をしている確率が比較的高いことが考えられます。

 ※母集団の詳細についてはレポート下部詳細。

1,大学生の考える就活を始める理想のタイミングは2年生と3年生の間

 まず回答者には現在、就活や将来を見越した行動を行っているかどうか、行っていたらそれを始めた時期についての質問を行いました。

 結果は以下の通りになります。

 以前の調査でも「将来を見越した行動をしていますか?」という質問を行いましたが、その時は「している…61%、していない…39%」であったのに対し、ここで生じている20%ほどの差はもちろん調査数が少ないことによって差が拡大されたという要因も考えられますが、「就活」を含んでいるかによって変化した数値であるとも推測されます。

 次に時期に関する結果は以下の通りです。

 大半の学生が大学3年生から活動を始めていると回答しました。これは主にサマーインターンが実施される時期に合わせて行動を始める学生が多くいるためであると考えられます。一方で、2年生、4年生から活動を始めるという学生も20%弱の割合でおり、早い段階から自分の将来に関心を持ち行動に移している学生や、夏季や冬季インターンなどのイベントに参加せずに4月の選考から活動を始める学生も一定数いることが分かります。

 次に、その行動を始めたいと考える時期について尋ねました。質問方法としては先ほどの質問で答えた、行動を始めた時期について「早い、ちょうどいい、遅い」の3つの選択肢のうちどの認識を持っているか、またちょうどいいと答えた人以外はいつから始めるのが理想か、その時期を学年ごとの選択肢で回答いただきました。

 まずは全体における理想の時期をまとめました。

  先ほどの実際の活動を開始した時期よりも全体的に時期が前に移動した印象を受けます。ただ、依然として3年生と答えた学生が半分ほどを占めており、そこを基準として考えている学生が多いことが分かります。しかし、その一方で大学3年生以前、つまり大学入学前と大学1,2年生から行動を始めたいと答えた学生は43%(行動の時は32%)と半分近くまで上昇をしており、できればもう少し早い段階から行動をしていきたいと考えている学生も多いようです。

 次に学年ごとの結果をまとめてみました。

始めた時期早いちょうどいい遅い 合計
入学前100%0%0%100%
1年生25%75%0%100%
2年生40%40%20% →1年生 100%100%
3年生0%62%38% →2年生 66% →3年生 33%100%
4年生0%40%60% →3年生 66% →4年生 33%100%

※ 「→」 で表しているのは「遅い」に回答した人が答えた理想の時期

 「早い」と回答する人は1,2年生にのみ見られました。3年生になると「早い」と答える人がいなくなり、2年生から「ちょうどいい」「遅い」に答える人が出てくることから1年生の終わりから2年生の中盤くらいまでが「早い」に分類される区分であると言えます。

 「ちょうどいい」と答えた人の割合が最も高かったのは意外にも1年生でした。しかしこれは、早期から自分の将来や就職に関して関心を持ち行動を起こしている1年生が回答をしたために、時期的に「ちょうどいい」と感じている人が多かったのではないかと考えられます。次に多いのは3年生の62%で、2年生と4年生が同じ割合で40%となっています。3年生が回答している割合が高く、その両端である2年生と4年生の割合が下がっていることを考えると、一般的に3年生が「ちょうどいい」と考えられる学年の範囲であると言えます。しかし、3年生でも4割近くの学生が「遅い」と回答していることを考えると「ちょうどいい」と答える学生が最も多いのは2年生の終わりごろから3年生の始め(3月~5月)くらいの時期であると推測されます。

 「遅い」と答えた人の割合が最も多かったのは当然のことながら4年生で、60%の学生がそのように捉えていることから、4年生になるより前に活動を始めることが一般的と認識されていると言えるでしょう。しかし、4年生でも4割の人が「ちょうどいい」と答えていることから4年生までに必ず始めなければならないという認識が確立されているわけではないようです。

2,最もした方が良いと考える行動は「長期インターンなどの実戦的な活動」

 次に学生に対して、将来や就活を考えた際に実際にやっておいたほうがいいと思うこと、やりたいことは何かを複数選択が可能な選択肢を用いて質問をしました。結果は以下の通りです。

 最も多かったのは58.9%で「長期インターンなどの実戦的な行動」でした。唯一半分を超えているのがこの選択肢であり、多くの学生がやった方がいい、やりたいと考えているようです。それを選んだ理由として、実際に社会に出て経験を積むことができる点や自分が何に合っているのかを知ることができる点があげられており、実際に社会経験を通じて将来のキャリアを考えられる点が魅力に感じられているようです。4年生の回答には「やっておかなかったことを後悔している」や「やろうとしたけれどできなかった」という回答もあり、やりたい人は多いが実際に行動に移すのが難しいという以前の長期インターンに関するレポートの調査結果がここでも反映されていることが分かります。

 2番目に多かったのは資格や英語などの勉強でした。TOEICなどのスコアが選考に影響する企業も増えてきており、学生の中でも資格や英語などの目に見える成果の重要性が高まってきています。他の人と差別化することができるという意見もあり、資格の種類の豊富さやスコアなどの点数で表されるものもあることから他の人と比較的簡単に差をつけることができるものであるとも考えられているようです。

 留学も2割ほどの人が回答していたが、自分の想定よりも低い結果となりました。これはコロナウイルスの影響によって簡単に海外に行くことができなくなったことも原因として考えられます。また、自分で組織を作るという選択肢は達成できれば大きな功績となりますが、難易度が高いことや作り方を知らない人が多いことがネックとなり、これは想定通り答えた人はあまり多くはなかったです。

3,学生は社会や企業をどう知るか、自分をどうやって知るかを重視

最後になぜこれらの行動を選択したのか、重要であると考える根拠を記述形式で質問をしました。その中で学生は「知る」という行動を重視していることが明らかとなりました。

自分のやりたいことや性格などの自分の内側の環境を知りたいと答えている回答は全体の46%、行きたい会社や社会について知りたいと答えている回答は全体の66%もありました。(どちらも答えている場合は両方にカウントしています。)学生はこれまでの学校生活から企業などの社会という未だ踏み込んだことがない領域に入るためにまず自分がやりたいことは何か・企業が実際にどのようなことを行っているのかなどの情報を集めて、学生なりにミスマッチがないように選択を行っているようです。

また、就活=面接のイメージを持っている学生も多く、その面接で自分のことをアピール、他の人との差別化を行うために活動を行いたいとの回答も一定数ありました。長期インターンや資格も将来のためというよりかは就活のために行っている学生も多くいることが予測されます。

4,終わりに

 これからの調査から学生が将来に関する活動を始める時期は2年生の終わりから3年生の始まりあたりが一般的であると考えており、具体的な活動内容においては長期インターンなどの実際に業務を体験したうえで、自分のやりたいこと・企業や社会について知って将来のキャリアに結び付けたいと考えている学生が多いようです。

 長期インターンや資格など大学生にアプローチしていくうえで、社会について知ることができるというポイントは重要になってくるでしょう。そのうえで実際に体験することができるということは、より深く知ることができるために学生にとっては魅力的なものとなっています。それを現実的に実行する学生を増やしていくためには、実行のハードルを低くすることや継続をしやすい環境を整えていくことが必要であると考えられます。

<母集団>

・性別

・学年

・大学

大学について詳しく記載することは控えるが、27大学の学生から回答があり、回答者の大学に強い偏りはなかった。

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